「Eコマース」とは? Eコマースに関する最新データや事例をご紹介
2020年は国民の多くが他者との非接触生活を推奨され、外出自体を自粛した結果、帰省や旅行などを取り止めた人が数多くいました。 旅行に伴う移動や宿泊もEコマースで決済できる商品の一つです。 例えばJR東日本の2020年3月期決算では、IT・SUICA事業の実績は営業収益・営業利益共に伸びており、前年同月比でも好調でした。営業収益は280億円(114.0%)、営業利益は72億円(140.7%)です。 また、2021年5月にはJR東日本が対面で切符などを販売している「みどりの窓口」を置く駅を、2025年までに約70%削減することを発表しており、この理由にチケットレスの推進等を掲げています。
日本のEコマース市場(BtoB)
2020年の日本国内のBtoC Eコマースの市場規模は総計で19兆2,779億円でした。 ECプラットフォームとは BtoCと同様に、サービス系の市場規模が大きく縮小したことが全体に影響しています。ただしBtoBは物販系・サービス系・デジタル系の3分野に分けると、縮小したのはサービス系のみであり、物販系とデジタル系は前年比で見ても伸びています。
日本のEコマース市場(CtoC)
経済産業省は2016年からCtoC Eコマース市場規模の推計を実施しています。 プラットフォームの拡充に伴い個人間のCtoC Eコマース市場も急速に拡大していることから、同年から開始しているものです。 2020年の市場規模は1兆9,586億円、前年比伸び率12.5%でした。 BtoCやBtoCの市場規模と比較すると金額が小さいように見えますが、世界には国家予算自体が1兆円前後あるいは下回る国家も多数存在しています。
日本のEコマース市場(スマートフォン経由の BtoC Eコマース)
スマートフォン経由の BtoC-EC 市場規模
物販に限定されますが、2020年のスマートフォン経由 BtoC-Eコマースの市場規模もわかっています。市場規模は6兆2,269億円であり、物販のBtoC Eコマース市場規模である12 兆 2,333 億円の約半分(50.9%)に相当する金額です。BtoCのEコマース利用者の半分はスマートフォンを利用しています。
世界のEコマース市場
2021年、世界のEコマースの売上は4.213兆ドルに達し、2021年における世界のEコマースの売上高は4.921兆ドルになると予想されています。2020年と比較すると16.8%増加する予想です。 2022年4月時点で2022年の結果が出ておらず、年半ば前後に発表されるものと予想されます。 世界の傾向も日本とほぼ変わらず、拡大した分野がある反面で、大きく縮小した分野があります。新型コロナウイルスの感染症は、Eコマースの利用普及が遅れていた国や人々を「使わざるを得ない」状況へ押し上げており、普及が遅れていた国では急速に拡大を見せました。
D2CのEコマース市場
2020年、アメリカにおけるD2C Eコマースの売上高は1,ECプラットフォームとは ECプラットフォームとは 115億米ドルに達しました。2023年までに1,750億ドル近くになると予測されています。ライブコマースなどが盛んな中国は、2024年までに1,220億元を超える力強い成長を維持すると予想されています。 日本におけるD2CのEコマース市場に対する経済産業省の報告は出ていません。しかしD2Cが手軽に実現するプラットフォーマーが多数あり、開業や開店のハードルが格段に下がっています。今後日本でも市場規模の拡大や、D2Cから大手ECサイトや小売店での販売を実現する事業者、あるいは、D2Cのみの販売を貫くことで差別化を図る事業者などが台頭することが予想されます。
Eコマースのメリットとデメリット
Eコマースにおける販売者(売り手)のメリットとデメリット
Eコマースにおける販売者(売り手)のメリット
・日本に限らず世界中に販売可能
販売相手は日本国内に在住する日本人にとどまりません。日本の、あなたのECサイトを起点に世界中へ販売できます。
・販売点数や顧客数の増加が実現
世界中に販売可能となることから、注文数が増えると比例して販売点数が増加する可能性が高まります。
・CRMが容易になる
Eコマースは購買データの収集が容易になることから、CRMがしやすくなります。 Eコマースが普及する前は、顧客からの情報を手書きのアンケート形式で収集することを起点に、情報を大腸やファイリングして手書きで管理したり、ダイレクトメールやセール情報のお知らせなどを送るためには葉書や便箋や封筒、それらに貼る切手や郵便局へ持ち込む手間などが発生していました。
・店舗設営が不要
販売拠点や支店としての店舗設営が不要となります。 Eコマースが普及する前は、渋谷区を商圏にするためには渋谷区に店舗を構えて、新宿区を商圏にするためには新宿区に店舗を構えて、そのための物件を確保し、内装をデザインして施工、必要なインフラを整備して、等の店舗設営に伴う手間や費用が、出店毎に必要でした。Eコマースは、販売拠点としての店舗設営がほぼ不要となります。
Eコマースにおける販売者(売り手)のデメリット
・世界中に販売する場合、その準備が必要
Eコマース用のWebサイトは多言語に対応しているでしょうか。 また例えば、カナダ在住の消費者に販売する場合、日本語が通じる相手かもしれませんが、英語しか通じない相手かもしれません。日本語が通じる消費者の場合でも日本からカナダへの発送に伴う配送手段の設定や配送に耐えうる梱包をしなければなりません。また、英語しか通じない消費者の場合、万が一配送時や商品到着後にトラブルが起きてしまいその対処が発生、など、イレギュラーなコミュニケーションが必要な状況になると、大変です。 また、日本から世界に販売する場合に限らず、日本から日本へ発送する場合でも梱包資材は必要です。販売する商品が割れ物であればそれ用の専用資材も用意しなければなりません。
・文章が基本
対面販売の場合にはコミュニケーション能力が必要とされますが、Eコマースの場合、販売者と消費者の双方に一定の文章力や読解能力が必要です。あなたの商品販売Webサイトに載せる商品の説明、配送料金の説明、発送完了メールの本文、消費者とコミュニケーションをする際のEメールなど、文章が必要な場面がほとんどです。
・インターネット上における効果的な見せ方や自社ブランディング等が必要
店舗の演出や店舗での商品の見せ方と、Eコマース用にWebサイトや商品情報を掲載することは、似ているようで必要なことが全く違います。 Eコマース用のWebサイトやSNSに写真や動画を掲載することもできますが、写真の品質や撮影場所、その背景、光の当て方などを調整しなければなりません。撮影後の写真は、色や明るさなどを加工しすぎると商品の実物からかけ離れてしまい、クレームなどの原因になり得ます。また、会社名やストアロゴなどを入れないことで写真が他で流用されることもあります。
Eコマースにおける消費者(買い手)のメリットとデメリット
Eコマースにおける消費者(買い手)のメリット
・世界中から買い物ができる
パソコン、タブレット、スマートフォンがあればどこにいても、どこからでも買い物ができます。例えば自分が日本在住でカナダのEコマースサイトでメイプルシロップを購入して、日本へ届けてもらうこともできます。逆にカナダ在住の自分が、日本のEコマースサイトで日本食の材料を購入して、カナダへ届けてもらうこともできます。
・自分の都合に合わせて買い物ができる
Eコマースサイトでの買い物は、24時間365日可能です。発送のタイミングは各Eコマースサイト次第ですが、決済自体は消費者の都合でいつでも可能です。 実店舗に買い物に行く場合、実店舗側の開店・閉店時間に合わせて足を運ばなければならず、購入した商品は基本的に即時持ち帰りとなります。
・必要ではない接客コミュニケーションを受けなくて済む
Eコマースサイトでの買い物は、必要としない対面でのコミュニケーションが発生しません。画面を数クリックで買い物が終了します。 購入したいものが決まっている、商品説明を聞く必要がない、COVID-19やインフルエンザなど感染性の病気の流行時に対面接触を最小限にしたい場合など、Eコマースサイトの買い物はメリットが大きいです。
Eコマースにおける消費者(買い手)のデメリット
・各種説明や情報に不足があることも
Eコマースサイトに、自分が欲しい情報が足りないこともあります。例えば「綿100%の布製品」も、織り方に応じて厚みが異なったり、よく見たら縫製が甘くすぐに破れたりほつれそうだったりすることもあります。そこまでの説明が掲載されていることもあれば、書かれていないことも。購入前に不明点がある場合はチャットや問い合わせフォームを活用して購入前にあらかじめ問い合わせた方が無難です。
・希望のタイミングで受け取りができないことも
商品を決済するタイミングは24時間365日可能ですが、発送のタイミングは販売者次第です。例えばあなたが時間があって12月31日に商品を購入したとします。その日でも即時発送対応をするサイトであれば、即時発送が行われます。12月31日に発送業務を行っていない販売者の場合、「発送は1月5日以降に順次」など設定され、最終的に商品到着が1月も半ばを過ぎてから、ということも起こり得ます。必ず受け取りたい希望のタイミングがある場合、購入スケジュールもお早めに。
・梱包材のゴミがかさばる
Eコマースサイトでの購入品は、商品によって異なりますが、購入商品に対して数倍大きな袋や段ボール箱で梱包されていることもあります。さらに中には緩衝材などが入っており、それらの処分が手間になることも。
Eコマースに関する統計
- 2023 年までに、世界の E コマースの売上高は7 00兆円以上 に達すると予測されています。E コマースは目下成長中の収益性の高い業界といえるでしょう。
- 2020年の新型コロナウイルス感染症の流行によって、米国のEC化率は20%以上となりました。
- 米国では 2021 年までにオンラインで買い物する人が全体の53.9%に なると見積もられています。
- 2021年までに、世界中で21億人以上の買物客がオンラインで商品やサービスを購入するようになると予測されています
- 女性は男性よりも頻繁にオンラインショッピングをしています。オンラインで使われる 10 ドルあたりで換算すると、女性が 6 ドル、男性が 4 ドルを使っていることになります。
- 18 〜 34 歳のミレニアル世代は、年間 2,000 ドルをオンラインショッピングに費やしていて、ほかの世代と比べてオンライン消費が一番多い世代となっています。
Eコマースのビジネスモデル
・ B2B : B2B は「 business to business 」のことで、企業同士の取引を指します。 Alibaba は B2B モデルの典型で、そこではサプライヤー企業がほかの企業に向けて商品を販売しています。 Alibaba の価格がとても安いのは、購入側の企業が小売で利益を出せるように、卸売価格になっているからです。
・ B2C : ECプラットフォームとは B2C は「 business to consumer 」の略です。ここには、一般消費者に向けて企業が販売をおこなうビジネスが含まれます。もしあなたがネットショップをはじめるとしたら、企業相手ではなく消費者向けのものになる可能性が高いでしょう。 Amazon 、 楽天 、 ECプラットフォームとは Apple などが B2C にあてはまります。
・ C2C : C2C は「 consumer to consumer 」、つまり消費者同士の取引を指します。 C2C の例として挙げられるのは、メルカリ、 ヤフオク! 、 ECプラットフォームとは eBay などです。これらのサイトで販売をおこなう人たちの大半は、プロではなく、中古品なり新品なりを販売する一般的な消費者です。
・ C2B : C2B は「 consumer to business 」のことです。ここでは一般の個人が企業や組織を相手に商品・サービスの販売をおこなっています。たとえば、写真家が作品を企業向けに販売することなどが考えられます。
Eコマースの一般的なタイプ
・ 物理的な製品を売るサイト :実店舗をもっている小売業者がオンラインを通じて広範囲に向けた販売をすることは、このタイプに当てはまります。実店舗を増やすことなく、売上を伸ばしたいときに最適なオプションです。
・ サービスベースのサイト :フリーランサーやオンラインサービスプロバイダが、見込み客との接点を構築するために WEB サイトを活用することが近年大きなトレンドとなっています。
・ デジタル商品を販売するサイト :ソフトウェアやビデオゲームのようなデジタルプロダクトは、消費者がダウンロードすれば取引が完結するので実店舗で販売する必要がありません。コスト削減によって利益率が高まるため、このタイプの E コマースは非常に成長力が高いです。
・ ドロップシッピングサイト :このタイプは物理的な商品を販売するサイトに近いのですが、少し違っていて、彼らはオンライン上での販売をおこないながら、在庫を保持していません。売る商品のサプライヤーと提携し、オンラインでユーザーが購入できるようにしておきます。購入が発生すると、サプライヤーが代わりに商品を発送します。
Eコマースプラットフォームとは?
E コマースプラットフォームは、企業がオンライン上にストアを構築できるように開発されたソフトウェアソリューションです。ここでは、企業は配送サービスなどの仕組みを活用して世界中の顧客に製品やサービスを販売することができます。この E コマースプラットフォームの例としては、 Shopify 、 BigCommerce 、 Magento などがあります。
Shopify は、 Tobias Lütke と Daniel Weinand 、 Scott Lake ECプラットフォームとは ECプラットフォームとは によって 2004 年に設立 されました。 2020 年には、1,ECプラットフォームとは 0 00,000万 店以上のビジネスオーナーが Shopify を利用していて、総額で21兆円以上を売り上げています。 Shopify のプラットフォームでは、さまざまなアプリをダウンロードして活用することができます。(Shopifyと他ネットショッププラットフォームの比較もご覧下さい)
有名なEコマースサイト
・ Amazon :ジェフ・ベゾスが立ち上げた Amazon.com は、 Alexa によれば今のところ世界で 11 番目 に有名なサイトとされています。
・ Taobao ECプラットフォームとは :ジャック・マーによる Taobao は、世界ランクで8 位となっています。
・ Tmall :こちらもジャック・マーが設立したサイト。世界ランクでは3 位と成長しています。
・ AliExpress :続いてもジャック・マーが立ち上げた AliExpress は世界で41位にランクインしています。
・ eBay : Pierre Omidyar の設立による eBay は、 ECプラットフォームとは Alexa によれば世界で39位となっています。
・ 楽天 : 楽天 は1997年に三木谷浩史が前進となる会社を立ち上げました。日本で最も有名なEコマースサイトのひとつです。
Eコマースを成功に導く秘訣
ネットショップを構築して、商品を用意さえすれば、お客様が来て買ってくれるわけではありません。 E コマースの運営はそれほど楽ではないのです。成功するために気をつけなければいけないことを見ていきましょう。
- ユーザーを中心に考える :あなたはオンラインでビジネスをする以上、基本的にはどこのだれに対して何を売るかは自由です。しかし、ユーザーに信頼される WEB サイトがどんなものなのかを理解しておく必要があります。デザインテーマ、ブランディング、コピーのトーン&マナー等を最適化しなければいけません。そして、ターゲットを広げすぎて混乱しないためにも、 1 人か 2 人の特定の人に向けたサイトになるよう心がけてください。
- 友人でテストする :友人に実験台になってもらいましょう。実際にストアでの購入を体験してもらい、購入プロセスが複雑すぎて離脱が起きないかどうかを事前にチェックしておきます。
- モバイルに最適化する :ユーザーがモバイルやタブレット端末でも購入可能な状態を整え、モバイルでもデスクトップでも同じように使いやすく購入しやすいようにしておく必要があります。どの業界においてもモバイル利用者は増える一方なので、 E コマースで成功するためにはこの流れに対応することが求められます。モバイルコマースが増加している現在、小さな画面にストアを最適化することは、ビジネスで成功するために最も重要なことです。
- SEOとPPCに投資する :SEOとPPC(クリック課金型広告)はあなたのストアへのトラフィックを増やすので、成功のために欠かせない戦術となります。SEOとPPCは、あなたのストアへのトラフィックを促進するので、これらを逃すと成功が遅くなります。予算があれば優秀なコンサルタントやエージェンシーを探すか、EコマースのSEOについて学び、あなたのストアに関連する戦略を適用することから始めましょう。
- 研究開発に努める :現状に満足することなく、つねに新しい商品やマーケティング手法をリサーチしてください。ネットショップの中身を毎月入れ替える必要はありません。そうではなく、革新的な方法で注目を集め、ストアを成長させるよう試みましょう。
Eコマースマーケティングとは?
Eコマース マーケティングは、おもにオンライン上のプラットフォームを通じておこなわれる、売上増加をサポートするプロセスのことです。ブランド認知キャンペーンや、ディスプレイ広告、 ディスカウント QR コードなどが含まれます。だいたいの ECプラットフォームとは E コマースマーケティングの戦術は、従来のマーケティング業界の戦略をオンラインに適用したものといえるでしょう。
現在オンライン広告を支配しているのは、 Google Ads や SNS 、大手プラットフォームです。チラシやパンフレットといった媒体は、 E メールマーケティングに置き換えられています。ほかの E ECプラットフォームとは コマースマーケティングの例としては、アフィリエイト、 SNS マーケティング、ビデオマーケティング、インフルエンサーマーケティング等が挙げられます。
Eコマースの未来
E C業界はこれからも成長を続けるでしょう。過去数年の流れを受けて、 E コマースは今後も時間の経過とともに、実店舗経済のシェアを奪っていくものとみられています。これは、ネットショップをはじめたいと考えている人にとっては良いニュースといえます。しかし、オンラインでの総売上額は上昇する一方ですが、別の見方をすると、この領域での競争が激しくなっていくことも事実です。
E コマースは今後も進化を続け、 VR (仮想現実)や AR (拡張現実) によって新しいショッピング体験をうみだしていくでしょう。アパレル系ストアであればバーチャル試着機能によって、ユーザーは服が自分にフィットするか、どう見えるかを事前にチェックすることができるようになります。また、スマートフォンなどモバイルデバイスのカメラを通じて、メイクを試してみるという体験も可能になりますね。
注釈
経済産業省の報告書のデータを参考にしている部分は「BtoC」や「BtoB」など、表記を報告書と揃えております。 Shopifyブログの他の記事では、B2CやB2Bなど別の表記を採用しているものもございます。 D2Cについては、一般的にあるいは英語ではD2Cと表記されることから「D2C」と表記しております。
ECをはじめたい!ときの選択肢 - 7つのプラットフォームの特徴を理解しよう
ECをはじめたい!ときの選択肢 - 7つのプラットフォームの特徴を理解しよう
ECプラットフォームとは
フルスクラッチ
- メリット:0から設計するため自由自在なカスタマイズが可能
- デメリット:費用が非常に高額になる、構築に時間がかかる
オープンソース
- メリット:費用が安い、カスタマイズの幅が広い
- デメリット:高度な知識が必要、セキュリティ対策必須
CMSパッケージ
- メリット:専門知識がなくても利用可能、カスタマイズの幅が広い
- デメリット:費用が高額になる、バージョンアップにコストがかかる
ECサイト構築のためのテキストや画像、メルマガなどの運用・設計に関わるコンテンツを体系的にシステムとしたものである。CMSはContents Management Systemの略。国内EC向けのCMSパッケージは、現在シェアも実績もNO1のecbeingやコマース21が有名である。大手SIerの富士通 (SNAPEC)やNEC(NeoSarf/DM)も自社製品を持ち、SI Web ShoppingやeltexDCも実績が多い。外資CMSパッケージはSAP Commerce Cloud(旧:hybris)、Oracle Commerceなどがある。メリットは次に紹介するASPに比べて柔軟性が高く、基本的にはどのような要件でもカスタマイズできるが、デメリットとして他のEC構築サービスに比べると高額になる点が挙げられる。規模が大きくなればそれに合わせた対応策が必要になるので、比較的大規模なECサイト向けといえる。また、CMSパッケージにかかる費用は数百万円~数千万円程度が目安である。
ECプラットフォームとは
プレスリリース
- 2022.05.13
代表からのメッセージ
合言葉は、「Happyをシェア」
私たちのサービスは、SaaS(Software as a Service)として、たくさんのお客様に"Eコマースプラットフォームを共有(シェア)"していただくサービスです。
なぜなら、
世界はどんどん進化しています。
情報のスピードは速く、とてつもない量から有効なソースを見つけ出すことは、もはや単独の知恵では難しくなっています。しかし、 2,900 を超える稼動店舗から日々集まってくる実践的アイデアは、机上の空論でも推論でもない、何にも勝るノウハウとして「futureshop」に実装され、より一層、充実したEコマース環境をお客様にシェアしていただけるのです。
CREDO
私たちのミッション
私たちは、日々進化するインターネット環境にて販売活動を行う事業者(=お客様)のために、安全かつ先進的で魅力的なEコマースサイトが実現可能であり、それによってお客様がより 競争優位を確保し、利益を生むことができるプラットフォームを、専門的な技術と情報収集能力をもって開発・提供し続けます。
その結果、消費者にとって有意義な商品・サービスが、世の中に行きわたり、健全で魅力的な市場形成に貢献します。
私たちが目指すプラットフォームとは
サービス開発についての姿勢
- お客様がより競争優位を確保できるプラットフォーム開発のため、お客様のビジネス環境をよく知り、本質的な問題解決に挑みます。
- 正しい解決方法を導き出すために、情報収集能力を磨き、常にお客様にとって最適な機能を提供できるよう努めます。
- 常にお客様の問題解決ナレッジを積み上げて成長させていくことによって、私たちはよりいっそう専門性を高めます。
システム開発についての優先順位
- お客様の経営資源を守るため、安全なシステムを開発することを第一優先とします。
- お客様のビジネスを守るため、安定したシステム稼働に努めます。
- 競争優位を確保できるサービス提供のため、コスト意識を持ち効率的にスピーディに開発します。
私たちの信条
私たちは、お客様にとって有意義な提案をし、問題解決に果敢に挑戦します。
私たちは私たちの存在意義にこだわり、全力で貢献することに喜びを感じるとともに、私たちの社員が、自身のサービスに自信を持ち、一点の曇りもなく、誇りをもって仕事ができる企業文化を守り続けます。
私たちは、私たちの企業活動によって、お客様のみならず、パートナー企業様および取引先企業様、そして私たち自身に"正しい利益"がもたらされ、それによってまた、意義のある"正しい企業活動"を継続しつづけることを信条とします。
ECプラットフォームとは
ここからが とっても重要。
特徴を知ることでECプラットフォームを選べるようになります。
上記の特徴をまとめると、「手間が少なく、集客が楽ちん。でも価格競争起きるかも」ということです。
一方、 デザインやブランドイメージの強いサイトにしたいのであれば、選択肢は自社EC型 になるでしょう。
とは言っても、まだまだ選ぶことって難しいですよね。
ECプラットフォーム「Amazon」「楽天」の特徴
①Amazonの特徴
モール形態:カタログ型
商品A
└─店舗a
└─店舗b:相乗り
└─店舗c:相乗り
そのため、商品販売までが非常に早く、簡単に始めることができます。在庫数や価格設定を行うだけで、商品販売がスタートできますので、特にデザインやコーディング知識がなくても始めることができるのが特徴です。
ECプラットフォームとは
出品者側は、販売したい商品をAmazonという、大きなお店の中に商品を並べて販売が出来る!!というイメージを持ってもらえると大丈夫です。
ユーザー層
集客力
Amazonに出品すると、自社ECサイトでは集客が出来なかった、お客様にも認知してもらうことが可能になります。
大抵のネットショッピングユーザーは、Googleなどの検索サイトで、 探している商品をキーワードに入れて検索し、販売サイトを探します。 自社サイトを検索結果の上位に表示させようと思うなら、地道なSEO戦略やリスティング広告に、コストがかかってきます。
ECプラットフォームとは
「 越境ECでおすすめのプラットフォームは? 」
「 世界各国ごとにおすすめのプラットフォームを知りたい 」
越境ECであれば、 日本に拠点を置きつつ 幅広い海外ユーザーへ自社商品を販売することが可能です。現在では世界各国ごとに需要の高いECプラットフォームが存在しており、特定のニーズやジャンルに焦点を合わせて自由に選定が行えます。
当記事では、世界各国でおすすめの越境ECプラットフォームについて徹底解説しています。プラットフォームの種類や選定ポイントについても紹介しているため、越境ECの展開でお悩みの方はぜひご参照ください。
越境ECプラットフォームとは
越境ECとは、 海外のユーザー向け にECサイトを通じて商品販売を行うことを指します。日本国内に拠点を構えながら、現地法人設立などのコストもかからず、 国境を超えて販路拡大 が可能です。
越境EC向けのサイトを構築する際には、基盤となるシステムを使用することが大半です。この越境EC向けに構築されたソフトウェアやシステムのことを「 越境ECプラットフォーム 」と呼びます。
越境ECプラットフォームは「自社型EC」と「モール型EC」の2タイプ
越境ECプラットフォームは、「 自社型EC 」と「 モール型EC 」という2つのタイプに分けられます。
自社型EC
自社型ECとは、企業あるいは個人が ECプラットフォームとは 独自ドメイン を取得し、自らサイトを立上げて商品販売を行う形式のこと。
また自社で制作したECサイトのため、販売手数料などの余剰コストも削減が行える点も大きなメリット。 初期費用を抑えた状態 からスモールスタートで気軽に運営を開始できます。
しかし1から構築したECサイトのため最初は顧客流入もなく、収益化が見込めないことはデメリットのひとつ。更に越境ECの場合は、 外国語対応や通貨の設定 なども全て自分で行う必要が出てくる点にも注意が必要です。
モール型EC
モール型ECとは、簡単に言うとインターネット上のショッピングモールのようなもの。ひとつの大きなサイト内に 複数のショップ が出店し、商品販売を行っています。
モール型ECに出店する最大のメリットは、始めから 大きな集客能力と認知度 を獲得していること。1から顧客流入を促す必要がなく、商品の魅力やニーズとの合致があれば、すぐに購入へつなげることができます。
しかし、モール型であれば出店費用や販売手数料などのコストが必ず発生します。また、機能面やデザインのカスタイズもある程度制限されてしまうため、ブランドの ECプラットフォームとは ECプラットフォームとは 個性を強く打ち出すことは難しく なります。特徴ある商品でも、多くのショップが立ち並ぶ中に埋もれてしまう点はモール型のデメリットと言えるでしょう。
越境ECに強い自社型ECプラットフォームを比較
Shopify
Shopifyは、カナダに拠点に置く世界最大のECプラットフォーム。 全世界175か国 でおよそ 100万店舗 ものショップが開設されています。外国語翻訳や国内外の発送・決済サービスなどにも対応しているため、国や地域を選ばずに越境ECビジネスをスタートすることが可能です。
また、 デザイン性の高さ もShopifyの大きな魅力のひとつ。100種類を超える公式デザインテンプレートが存在しており、自社商品の特性に合わせて自由にデザインをカスタマイズできます。HTMLなどの知識がない状態でも簡単に高品質なECサイト制作が可能です。
ベーシックプラン:毎月29USD(約3,200円)
スタンダードプラン:毎月79USD(約8,600円)
プレミアムプラン:(毎月32,500円)
Shopifyプラスプラン:2000USD(約218,00円)
販売規模によって 柔軟にプランが選択 できる点も、Shopifyの特徴です。個人向けのスモールビジネスから億単位の大規模サイトまで利用可能となっています。
Magento
Magentoは Adobeが提供 しており、世界的にも大きな支持を受けているECプラットフォーム。同プラットフォーム上での取引額は、年間で 1,000億米ドル を超えるほどの知名度を誇っています。
大きな強みは、販売商品のジャンルや規模にかかわらず、グローバル展開に向けた 様々なサポートに対応 していること。現地の通貨や決済方法の導入からサイトデザインまで、ローカライゼーションを活用した柔軟なカスタマイズが可能です。また、 150以上の言語設定 が行える点も魅力的なポイントと言えるでしょう。
Adobeならではの高品質なサイトデザインが実現できる点も魅力のひとつ。ただ、デザインテンプレートではなく、PHP等から 自分でサイト構築を行う必要 があるため、知識のない方の場合は開発会社へ依頼するなどの手間がかかります。
料金プランは、Magento Open Source(無償)とMagento Commerce(有償)の2つが展開されており、機能面やサポート面に差が生じます。
LunchCart
LunchCartは アジア圏 での越境ECに特化したプラットフォーム。同プラットフォームの大きな強みは、中国や台湾、ベトナム、シンガポールなど、およそ 160もの通貨に対応 していること。商品を日本円で登録するだけで、その時のレートに合わせて各通貨への変換表示を可能にしています。各言語のテキストさえあれば、何言語まででも設定が行えます。
また、 総合通販 と 単品販売の両方 を可能にしている点も魅力のひとつ。単品通販においては、現地にローカライズされたフォーム一体型のランディングページを作成できます。そのほかにも、定期購入システムやサイト分析機能、SMS・MMSでの通知など、多彩なサービスが活用可能です。
アジア圏を中心に、現地の 多彩な物流システムと連携 しているため、初めての越境ECでも安心。越境EC向けの補助金・助成金に関するサポートにも対応しています。
Wixは イスラエル発祥 のECプラットフォーム。初めての方でも簡単に高品質なECサイト制作が行えることもあり、日本でも幅広く普及しています。
最大の魅力は、 500以上ものテンプレート から自由にデザインが選択できること。直観的にカスタマイズが可能で、大規模ECサイトと遜色ないデザインが実現できます。商品ギャラリーや関連商品一覧、カードに追加ボタンなど、各機能ごとにパーツが別れており、制作者はそれらをドラッグ&ドロップだけでページ上に設置することが可能です。
クレジットカードやコンビニ決済、Pay-easyなどの多彩な決済方法を導入できるため、購入者のニーズにも柔軟に対応できます。また、 Facebook や Instagram などを通じて、複数の販売チャネルに商品を掲載できる点も魅力のひとつと言えるでしょう。
中国で人気のモール型プラットフォームを比較
天猫(T-mall)/天猫国際(Tmall Global)
中国国内法人向けECサイトの「 天猫(T-mall) 」と、海外法人向けECサイトの「 Tmall Global(天猫国際) ECプラットフォームとは 」という2つに大きく分けることができます。
Tmall Globalでは、世界92か国、およそ2万5000もの海外ブランドが出店しており、中国市場を一人勝ちしている状態です。その中でも日本製品は特に人気が高く、2019年に世界20か国以上もの出店ブランドが参加した「天猫ダブルイレブンショッピングフェスティバル」では、国別売上ランキングで 第1位 を獲得しています。
模造品や非正規品を取り締まり、 高い信頼とブランド力 を維持するため、出店規制が厳格に定められている点も大きな特徴です。出店保証金も$25,000と高額ではありますが、売上向上には特におすすめの越境ECモールとなっています。
京東商城(JD.com)
京東商城(JD.com)は中国市場でおよそ 31%もシェア を誇る越境ECモール。総合的なジャンルの販売が行えるものの、 家電製品に強く特化 しているプラットフォームとして有名です。
2015年には日本製品専門サイト「日本館」もオープン。日本企業の誘致に力を注いでおり、CannonやPanasonic、CASIOなどの大手家電量販店も多数出店しています。
またヤマトグローバルロジスティクスジャパンと連携し、 日本企業からの出店サポートを実施 している点も魅力的なポイントのひとつ。京東国際からの注文を受けてから配達完了まで、 最短4日 というスピード感を実現しています。
Kaola(コアラ)
考拉海購(Kaola)は、Tmallと同様に アリババグループ の運営する越境ECモール。2015年にサービス開始となった比較的新しいモールですが、現在中国市場の24%を占めるほど高い人気を誇っています。
80か国以上、およそ1万以上ものブランドが商品販売を行っており、総合的なジャンルを取り扱っています。顧客層が80%以上女性であり、年齢層も 19~35歳 が多いことから、化粧品・コスト用品や生活雑貨などに特化した店舗が多く存在します。
アメリカで人気のモール型プラットフォームを比較
アマゾン(Amazon.com)
アマゾン(Amazon.com)はアメリカEC市場で1番のシェア率を誇り、世界19か国以上で利用される有名な越境ECモール。2018年には全世界の 有料会員数が1億人を突破 したほど、幅広い年代や国の人に知られている巨大モールとなっています。
Amazon.india(インド)やAmazon.co.uk(イギリス)、Amazon.de(ドイツ)など、それぞれの 国に応じて独立 したモールを展開している点が大きな特徴です。 出品方法は日本国内で行うのと同様に、各国のプラットフォームからアカウント登録し、出品を行えば商品を販売できます。
eBayのアカウント登録は無料。プランは大きく6つに別れており、小規模の運営であれば無料で出品まで行えます。とにかく 手軽にスモールスタート を切れるのが大きな魅力と言えるでしょう。
Amazonと比較すると、eBayでは低価格で商品購入するユーザーが多いため、 低コスト ECプラットフォームとは から商品販売を始めたい場合には最適な越境ECプラットフォームとなっています。
メルカリ(mercari)
メルカリ(mercari)は日本でスタートした CtoC向け のフリマアプリです。日本国内でトップシェアを誇るプラットフォームですが、2014年にアメリカへ進出して以降もわずか1年8カ月で1000万ダウンロードを突破するほど人気を博しています。
メルカリの大きな魅力は、多種多様なジャンルの商品を リーズナブルかつ手軽 に出品可能なこと。アパレルからおもちゃ、生活用品、アイドル関連グッズ、書籍など様々な商品が販売されています。
現在は出品から落札に至る手数料が無料のため、参入するハードルも低くなっています。他のプラットフォームを比較すると、企業だけでなく 個人でも気軽に販売をスタート できることから、越境ECへの活用も非常に注目されています。
ヨーロッパで人気のモール型プラットフォームを比較
Vinted
Vintedは2008年に リトアニア で設立された越境ECプラットフォーム。日本で言うメルカリのように、フリマアプリ形式でユーザーの身に付けなくなったアパレル製品やアクセサリーなどを売り買いするためのサービスです。
出品手数料や販売手数料、月額料金などの 運営コストは一切かからない 点も大きな魅力のひとつ。送料も購入者負担のため、海外向けに初めて商品販売をスタートする場合でも安心して登録できます。
G2Aは、 ゲームユーザー に焦点を合わせた越境ECプラットフォーム。SteamやOrigin、PSN、Xboxなどのゲームコードを低価格で販売しています。ゲーム以外にも、PCソフトやオンラインチケットなど幅広い商品を取り扱っています。
Zalando
Zaland(ツァランド)は、2008年に サンダル販売サイト として設立された越境ECモール。現在では、大手ファッションサイトとして ドイツを中心 に幅広い市場を保持しているプラットフォームとなっています。
日本国内のファッションECサイトにZOZOTOWNがありますが、Zalandはその10倍ほどの規模を誇る巨大モール。ユーザーからの信頼も厚く、 市場の大きな環境 で商品販売をスタートしたい場合にはおすすめのプラットフォームと言えるでしょう。
得意とする商品ジャンルはアパレル製品や家電製品、インテリア。Eコマースでは初めての リアルタイム送金システム を導入した企業でもあり、今後更なるジャンルの拡大とユーザー数の増加が見込めるとされています。
日本からの出品に関する サポート体制が整備されていない 点は、デメリットのひとつ。外国語対応数も少ないため、他のECモールと比較しても、出品から発送まで障害が多くなることは念頭に置いておきましょう。
東南アジアで人気のモール型プラットフォーム
【東南アジア・台湾】Shopee(ショッピー)
Shopee(ショッピー)は2015年に シンガポール で設立され、東南アジア・台湾で最も急成長を遂げている越境ECプラットフォーム。現在は下記8か国を含む地域にてそれぞれ独立したマーケットプレイスを展開しています。
シンガポール
マレーシア
タイ
台湾
インドネシア
ベトナム
フィリピン
ブラジル
Shopeeでは ECプラットフォームとは 日本語対応可能なスタッフが在籍 しており、運営時の疑問点はいつでも気軽に質問できる体制が整っています。英語や中国語、韓国語などにも対応しているため、様々な地域の顧客にも、丁寧なコミュニケーションとサービス展開が可能です。
また、配送に関するサポートや、 幅広い媒体での広告運用 が行える点もShopeeの魅力的なポイント。Shopeeの内部広告のみならず、インフルエンサーを活用したライブ配信なども実施しています。
現在の料金は 初期費用 ・ 維持費用 が無料となっています。出店継続のための固定費が不要なため、個人からでも気軽に出店が行えます。充実したサポート体制のもと、初めての方でも安心して越境ECがスタートできるのがShopeeです。
越境ECプラットフォームを選ぶポイント3選
取扱商品との相性や対象国のニーズを確認しよう
自社商品が出店先の国で売れやすいのか、ニーズが十分に確保できるのかといった点はあらかじめ調査しておきましょう。それぞれの国によって、現地で人気のある商品や トレンド は大きく異なります。調査を綿密に実施して、自社商品のニーズを見定めれば、最も越境ECで成果の見込める国が判別可能となり、 ミスマッチを回避 することができます。
一方で、アパレルや電化製品など、 特定のジャンルに特化したECモール であれば、ユーザーの購買意欲も高いため、商品のアプローチが行いやすくなります。
サポート体制が充実しているか確認しよう
例えば、東南アジアや台湾ではShopeeのようなプラットフォームが人気を博しています。 専属の日本スタッフ が在籍しており、運営中の悩みや疑問などを相談することが可能です。
自社型ECとモール型ECを両方活用するべきか検討しよう
越境ECで商品の売上を伸ばしたいのであれば、 自社型サイト と モール型EC を 両方運営 していくことがおすすめです。商品の売上が安定後にECモールの出店数を減らしたり、自社型サイトのみに販売を限定するなど、柔軟に販売経路をコントロールしましょう。
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