モメンタムの見方・使い方
モメンタムとは、簡単に言えば変化率です。
大きく変化した銘柄を探すのに有効な指標です。小さな株価の動きに当てはめても活用できません。小さな動きにはストキャスティクスが適しています。
大きな動きとは、週足、月足で変化の大きい銘柄です。
弓の弦が強く引けば強く戻るように、上昇トレンドで大きく動いた株は必ず反動があり、大きく揺り戻しが起こります。
モメンタムは、この様な大きく揺り戻しが起こりそうな銘柄のスクリーニング、株価分析に適しています。短期より中期に活用出来る指標と言えるでしょう。
大きく変化した時期は、週足で探します。
チャート分析で用いる際、26週モメンタムに10週平均線を加えることで、判断しやすくなります。
買い銘柄を探す場合、26週モメンタムで-50%以上変化した銘柄から絞り込むのが良いでしょう。
大幅に売られた(変化)した株は、26週モメンタムが10週平均線を上回った後、上回った状態を維持すれば、上昇へ大きく変化します。
◆執筆者紹介◆
伊藤正之
株式会社ストック・データバンク新宿事業所代表
手掛けた株価分析ソフト「株の達人」は、25年以上、延べ1万人以上の個人投資家の方々にご愛顧いただいています。(2021年1月現在)
同会員向けサイトでは、「日経平均株価の動き」等のチャート分析を活かした市況解説などでも会員の方々にご好評をいただいてます。
青木智
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)保持者
元・株式会社ストック・データバンク新宿事業所の投資コンテンツ担当。
現在はフリーランスで投資関連のコンテンツ等を手掛け、株の達人の会員サイト等にも動画や相場解説などのコンテンツを提供。
登録者数2.25万人以上(2021年1月現在)の株の達人Youtubeチャンネルの動画も手掛ける。
チャート・インジケーターの見方
そして、異なる期間を指定することで複数の単純移動平均線を表示させて、それらの相関関係からトレンド予測を立てることも可能です。 指標となる「シグナル」のなかでも重要なものが2つあります。1つ目は買いシグナルである「ゴールデンクロス」と売りシグナルである「デッドクロス」があります。 期間の短い単純移動平均線が期間の長い移動平均線を上に越えるとゴールデンクロス、逆に、期間の長い単純移動平均線が期間の短い単純移動平均線を上に越えるとデットクロスの状態になります。 ゴールデンクロスは短期的な平均が長期的な平均を上回る状況で、下落後に出ることが多く、価格が上がりやすくなります。 反対にデットクロスは短期的な平均が長期的な平均を上回る状況で、これまで取引されていた価格を短期間で割り込むシグナルとなり、価格が下がりやすくなります。
パラボリック
転換点はSAR(Stop and Reverse / ストップアンドリバース)とも呼ばれており、SARを繋げたものがパラボリックの放物線となります。 一般的に、値動きが大きく、トレンドが発生している市場に向いており、値動きの小さく、トレンドの発生していない市場ではSARが頻発するためあまり向いていません。
パラボリックに活用するためにまず途転について整理します。途転とは自身が持っているポジションを反転させること指します。 例えば、1BTCの買いポジションを決済するとき、2BTCの売りポジションを新たに保有することで常にポジションを持つなどが挙げられます。 上昇トレンドでは買い建玉を保有、下降トレンドでは売り建玉を保有しますが、パラボリックを活用した途転買い・途転売りでは、保有ポジションを切り替える際にトレンドが転換するSARでシグナルを活用し効率的な取引が可能になります。 パラボリックを活用して常に一定のポジションを保有しておくことで、買いのポジションのみを扱う取引や売りのポジションのみを扱う取引よりも、ポジションを保有していない期間を最小限に抑えることが可能となり、売買の機会を増やすことができます。
MACD (マックディー)
MACD(マックディー)は「Moving Average Convergence Divergence」の略で、日本語では「移動平均収束拡散」と訳されます。 「単純移動平均線」とコンセプトは似ていますが、MACDの特徴は以下の2つになります。 1つ目は2つの移動平均を利用して価格のトレンド分析することです。 2つ目は単純移動平均線よりも直近の価格変動をより重視した「指数平滑移動平均線」をベースにしていることです。
MACDのメリットとしては、単純移動平均線よりも直近の価格変動を重視しているため、売買サインが早く現れることにあります。 売買のサインは単純移動平均線と同じく「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」となり、MACDがシグナルを上回る(ゴールデンクロス)と買い、MACDがシグナルを下回る(デッドクロス)と売りのサインとなります。 また、ヒストグラムはMACDからシグナルを引くことで産出されるため、ゴールデンクロスの場合はマイナス圏からプラス圏に、デッドクロスの場合はプラス圏からマイナス圏に転じるため、価格の推移が見やすい指標になっています。
FUJITOMI market NEWS
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金融商品取引業者 | 関東財務局長(金商)FXのチャートの見方 第1614号 |
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商品先物取引業者 | 農林水産省指令28食産第3988号 |
経済産業省20161108商第10号 |
加入協会:日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会
※「くりっく365」「取引所為替証拠金取引 くりっく365」「取引所FX くりっく365」は、株式会社東京金融取引所の登録商標であり、同取引所が上場している取引所為替証拠金取引の愛称です。
FXローソク足チャートの見方と為替レートの読み方
鈴木拓也
動画が見終わった方も、以下で復習をすれば効率的に学習できますよ!
FXチャートの見方
ローソク足の意味
チャートには、「ラインチャート」、「バーチャート」などの種類がありますが、最も有名でよく使われるのが「ローソク足チャート」です。
鈴木拓也
ローソク足って、聞いたことある?
初心者
鈴木拓也
- 始値(はじめね):一定期間内ではじめてついた価格
- 安値(やすね):一定期間内で最も安い価格
- 高値(たかね):一定期間内で最も高い価格
- 終値(おわりね):一定期間内で最後についた価格
ローソク足は、「陽線」と「陰線」の2種類からなり、陽線は始値より終値が高い場合、陰線はその逆で始値より終値が低い場合です。
ローソク足が読めるようになると、その ローソク足の形により、今後の相場の方向性を予測することが出来ます。
ローソク足の時間軸はどれを使えばいいか?
ただし、トレードのやり方として、必ず最初に 期間が長い上位足チャートで相場の状態を確認し(相場環境認識)、期間が短い下位足チャートでエントリーポイントを探っていく ことが重要です。
トレードスタイル | 上位足 | 下位足 |
---|---|---|
スキャルピング | 1時間足、30分足 | 5分足、1分足 |
デイトレード | 日足・4時間足・1時間足 | 15分足、5分足 |
スイングトレード | 週足、日足 | 4時間足、1時間足 |
長期トレード | 月足、週足 | 日足 |
ローソク足の形状で投資家心理を読む
大陽線と大陰線
大陽線と大陰線のどちらも、 今後も同じトレンドが継続する可能性を示すローソク足 です。
トンカチとカラカサ
トンカチが上昇トレンドの中で、なおかつ天井圏で発生した時、買い勢力の力が尽きて、売り勢力の方が優勢になり、 上昇トレンドから下降トレンドへ転換する可能性が高まっている ことを示します。
カラカサが下降トレンドの中で、さらに底値圏で発生したら、 下降トレンドから上昇トレンドへ転換する可能性が高まっている FXのチャートの見方 ことを示します。
一度下落したけれど強い買い圧力が存在していることを示しており、「反転のサイン」とみなせます。実際に、ドル円はその後に反転上昇していますね。
逆に長い上ヒゲが現れた場合は、強い売り圧力が発生していることを示しますので、その後の反落には注意する必要があります。
鈴木拓也
鈴木拓也
チャートには3つのトレンドしかない
チャートを読む際に意識することは、今のチャートの状態が「上昇トレンド」「下降トレンド」「横ばい」の、どの状態にあるのかを正しく認識することです。
FXでは、チャートの環境を認識したうえで、 上昇トレンドなら買い、下降トレンドなら売り、横ばいなら様子見 、この3つの動作をするだけで利益を上げていくことが出来ます。
上昇トレンド | 下降トレンド | 横ばい | |
---|---|---|---|
相場環境 | ![]() | ![]() | ![]() |
取引 | 買い | 売り | 様子見・何もしない |
鈴木拓也
(テクニカルを極める)チャートの見方をマスターする!
まずは基本的なロウソク足を使ったチャートの見方から解説をしていきます。
以下は日足でロウソクを使用したチャート画面になります。
縦軸は価格帯を示し、横軸は時間の流れを示します。
画面上に描写され るチャートは値動きを表しています。
チャートは過去の価格の足取りを記録してくれるもので、
過去のパターンから未来の状況を予測することができます。
縦軸の価格帯はトレードをするときに、利益確定の損切のラインを決めるのに使います。横軸の時間の流れも重要で、
トレンド相場などは時間が立つごとに強まっていく傾向があります。
このチャートの上にいろいろなテクニカルを表示して、
トレードプラ ンを立てたり、エントリーやエクジットのポジションを決めていくことになります。
ロウソク足とは?
チャート表示で最も基本となるのがロウソク足です。
ひとつひとつの足がロウソクの形をしているから単純に「ロウソク足」といいます。
ロウソク足は、タイムフレームに合わせて内容が変化します。
つまり5分足なら5分間の値動きの様子が、1日足なら1日間の値動きの様子がすべてロウソクに詰められることになるわけです。
ロウソクの構造は、胴体・始値・終値・ヒゲで構成されており、
陽線と 陰線に分かれます。
陽線というのは、値段が上がった場合のロウソクの形で、
陰線という のは値段が下がった 場合のロウソクの形になります。
記事内でのチャート画像では、陽線は白色、 FXのチャートの見方
陰線は青色で表示しています。
ロウソクの胴体の部分が「始値」と「終値」を表しています。
つまり1日足だったら、チャートの1日足が更新されたときが始値で、その日 が終わったときが終値となります。
(なお、1日の区切りは、ニューヨーク市場の終了時=日本時間早朝となるのが一般的です)
その上下に伸びているのは、 ヒゲ といって、1日足なら、その日中で価格が上下し、一番安い値段=「安値」と、一番高い値段=「高値」の部分を記載します。
長い陽線になればなるほど買いの勢力が強いことを表し、
長い陰線になればなるほど売りの勢力が強いことを示します。
というように使用している足での値動きが一目でわかるという優れた テクニカルツール、それが ロウソク足 というわけです。
60 分足、日足、週足、月足などのロウソク足を見て、
始値や終値、高 値と安値を確認しておくことは大切なので見方は覚えておきましょう。
チャートに水平線(サポート・レジスタンスライン)を引くロウソク足を使ってチャートを表示したら、
チャートが折り返している地点を見つけて水平の線を引いてみます。これがテクニカル分析の第一歩となります。
サポートライン、レジスタンスラインの使い方
水平線には、抵抗線=レジスタンスライン、支持線=サポートラインの2種類があります。
抵抗線は価格が上がろうとする動きを抑える線で、
支持線は価格が下がろうとする動きを抑える線です。 FXのチャートの見方
水平線の基本は、最低でも 2つの突出したロウソクの部分をヒゲ付近から結びます。
3つ以上になると、さらに抵抗や支持が強まることになります。
水平線は利益確定と損切のラインに使うことができます。
例えばロング をしているなら、上にある抵抗線のところまで進んだら利益確定をして、
下にある支持線のところまで落ちたら損切をします。(次回に続く)
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